できるようになる人と諦めてしまう人

2010/07/11改訂
1997/10/01初稿

自分の中に信念を持ってください

確かに簡単ではない

※この文章は私が開業当初、各地に催眠誘導の指導に伺った時の体験を元に書かれたものです。初稿は1997年です。2010年07月のリニューアルにあわせて加筆、修正を加えています。

確かに催眠という技術は、誰でも簡単にできるようにはならないと思いますよ。

私は指導と誘導の両方を行ってきています。誘導そのものの経験は20年近くになるでしょうか? 催眠や相談に関するホームページを開設して約13年。

専業として事務所を開設してからでも、十数年間が経過しています。

確かに難しい部分を含むのですが、指導すれば間違いなくできるようにはなっています。

残念なことに、催眠誘導を教わりたいと熱心に申し込んでくださっても覚えが遅いとかいわゆる「勘の鈍い」人も中にはいらっしゃいます。指導する側としては理論や手順を理解させるのに苦しんだ例もあります。

反対にこちらが舌を巻くというか一種の天才もいますね。

流石に年配層(私よりも上の世代)には難しいですが、若い世代でショービジネスに身を置く人とかダンスの練習をずっと行って来た人の中には難しい手順、誘導において必ず踏まなければならない手続きを「理屈じゃなくて勘」で一瞬に飲み込む人もいます。

まあ、勘だけで成功した人ははしばらくするとあっさり忘れてしまう例が多いですが(笑)。

これも難しいところ。私が催眠と同じく長く勉強したり練習したものに武道や格闘技がありますが、変に勘が良い人間は少し習っただけでも多彩な技を使いこなせるようになる者も出ます。

出ますが、じゃあそれで本当に強くなったり巧くなれるかというとそれは別のお話です。

すぐ自惚れてしまったり、喧嘩を繰り返すようになったり、いわゆる「覚え」とか「勘」が良かったために努力を怠るようになったり中途半端なままで放り出してしまう例はかなりありますよ。スポーツの指導者ならおわかりでしょう。

やはり地味であっても努力を重ねることのできる精神力、と同時に「勘」とかひらめきの両方があったほうがいいでしょう。

理論と実践、それは頭と身体の両方で体得してゆくもので、どちらが欠けても不ぞろいになってしまいます。

長年、指導を行ってきた私個人の意見としては、当初は多少てこずる(手子摺る、難しくて持て余すという意味)くらいのほうが、後々のためには良いと思っています。

過去に指導した例を考え合わせてみれば、催眠を「簡単だ」ということも、「選ばれた人間にしかできない」と言い張ることもどちらにも語弊(ごへい、あやまりがある、という意味)があります。

はっきりいえば基礎の知識や初歩の誘導技術はそれほど難しくありません。技術そのものは何十年も前から存在しています。ですから簡単な誘導までは比較的、容易い(たやすい)部分があります。

むしろ難しいのは「応用方法」です。

カウンセリングや行動抑制への繋げ方、依存を残さない催眠の利用方法や管理が難しいのです。

またショー催眠などのエンターティメントに傾く場合にも特殊な現象を起こそうと思ったり、複数の人間が衆人環視している状況下ではやはり、実演が難しい部分を含みます。

カウンセリングや相談において静かな環境でマンツーマンで誘導を行うのと、騒音やライトがあって緊張を伴う場所での誘導は踏むべき手順は異なるでしょう。

TPOというか、目指す方向性、状況や立場においても学ぶべき内容は大きく異なってきます。

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