実は必殺技もある
2006/12/12改訂
1997/08/23初稿
私には「催眠がかからない」?
すでに過去の番組出演等で証明しましたが、実際には催眠には必殺技が、あります(笑)。
このコーナーに初めてこの文章を載せた時にはそこまで明言していませんでしたが、そろそろいいでしょう。一部分だけ種明かししておきます。
私と付き合いのあった方、過去に一緒に飲みに行ったり遊びに行った事のある方なら、何人かは目撃している筈ですよ。
それを瞬間催眠だとか特殊なものだと気がついた方と気がつかなかった方がいるだけです。
催眠がかかるとはどういうことか、催眠とは何かを考える時に、暗示の内容、働きかけの部分だけだと思い込む人がいます。特にそういった誤りは医療関係者に多いですね。指導にいったお医者さんとかカウンセリングを行う人にもそういった勘違いをする方が多数に及びます。
実際には強引に催眠に導く方法もある。私の以前のビデオ(練習会に来た方で筋の良かった数人にはテープをお渡ししています)とか、テキストセット(初級講座、取材のコーナーでのワンシーン)を参照してください。
その部分は削除していません。よくみればわかる筈です。
言葉ではない。要するにタイミングなんです。テンポ、タイミング、呼吸の読み方。
これもこのホームページやテキストで何度も何度も繰り返し書いてきました。タイミングをとるには何種類か手法があって、その瞬間を緻密な観察眼で素早く「見極める」かタイミングを自らの働きかけで「作るか」しか方法はないのです。
それを理解しないままで暗示の部分(言葉による働きかけ)だけに傾倒しても何の効果も得られませんよ(笑)。
意識のロスト、時間感覚の喪失など本来は意味がない。大切なのは施術者が「心の裏側」被験者の「心の内部」に立てるかどうか、言葉が本当に表層意識を突破して深層部に届いたかだけなんです。
かける方法は「ある」!
このホームページは開設が1997年です。
当初より、悪用や誤解を防ぐため、ホームページ内部では常識的な範囲でのみ心理学や催眠について触れたつもりです。
実際に長期に渡り催眠やサブリミナル効果などを実践、仕事として携わって勉強していると一種の必殺技みたいなものもあることに気が付きます。
例えばですが、非暗示性が低く、通常の催眠誘導では催眠状態に入れない人を強引にかけてしまう方法もなくはない(というよりある)のです。
私がそういった方法について詳しいのは、依頼で様々なケースにぶち当たっているから。自らが望んだものではないですが、成り行きでかなり危険なものにも関わることになりました。
おかしな宗教団体からのご家族の奪回やデプログラム(洗脳からの脱出)を手がけることもあったので、自然、防衛策も必要ですし、相手のとった手順を逆行する方法を学ばなければならなくなりました。
著書に書いたTBSの番組(すでに存在しません)に出ていた頃などは、番組ロケの最中に必死に相談者のご家族に指示していました。スタッフやオセロ(タレントさんです)は不思議に思う光景だったでしょうね。催眠の先生が、ロケバスで携帯電話を使い、相手を叱り飛ばしていたり、必死に励ましているのですから。
相手(宗教団体)とは、こういった接触方法はいけない、こういった食事(中に薬物を投与される例がある)飲み物は飲まないように、と指示したり、その団体の背景に着目し、時には内部に潜入までして内情を探っていたこともある。
その時の体験談、詳しい内容だけで十分、一冊の本が書けますよ(笑)。
私はたぶん、「現時点においては」日本においてそういった行為を行う連中の動向、信者を取り込んでゆく手法についてはかなり詳しい側です。
ヒントを出しておきます
一部の悪質な宗教団体や思想集団や、強引な勧誘や販売を行う所には、強引で危険な方法で、洗脳まがいを行っている所があります。
ここではあえて書きません。間違った手法や技術が伝わることで、悪用するグループの力になってはならないからです。
団体名を書けば、それが自分の何かに利用できるのではないか?と思い込む人も出てくる。私個人や家族、友人に危険が及ぶのでも困ります。技術について何かの解説を載せれば、詳しく教えろと騒ぐ人もいます。
ヒントだけ与えておくと、催眠の基礎は何も無い時代に築かれています。ネットも電話も車もろくにない時代でも、神懸かりになる者(シャーマン、巫女、託宣を行う者)はいました。
面白いのはね、シャーマンは名前こそ違いますが世界各国にいるのです。
日本にもアメリカ(ネイティヴ・インディアン)にもオーストラリアにもいる。フィリピンにも大掛かりなお祭りがあります。ロシアにもいますよ。ヨーロッパにもジプシーと呼ばれた人達もいますし、未だにその子孫が占いやトランスの儀式、手法や作法を伝承して守っている人もいる。
何の前触れもなく、いきなりトランス状態になって神懸かり(?)になった人もいる。
歴史書や過去の事例を調べてみるといいでしょう。人間にはそもそも、他人を「操る」というよりも、自然にある「何か?」と合一になって自意識を失い、危険や将来を察知しようという能力、いわゆる催眠状態(トランス)に陥ったり入る才能や体質が元々備わっていると考えるのが普通でしょう。
それらを調べ、統計立てて状況や環境を推測し、催眠や心理学、過去の実験例や自分の体験談と照らし合わせると、当然、見えてくるものがあります。
私は指導や講演(公演も含む)を行う時、必ず現場で実演を行っています。そしてだいたいにおいて、こちらからは被験者を連れて行っていません。
現地調達です。好意的に迎え入れてもらえる事は稀で、むしろ会場に訪れる方は懐疑的であって非協力的です。あからさまな悪意や疑いの目で見られる事もある。
その状況で単身、または助手を一人か二人連れて現地にいってその場で誘導を成功させてきた。催眠を実証して参加者を納得させてから指導や講演を行います。不思議には思いませんか?
事前に何の指示も指定もしませんよ。これも会った事のある方ならわかる筈です。
相手に特徴を訪ねることもなく、行っていきなり成功させている。そこになにか秘密があるとは思いませんか?それも一度や二度ではない。それがただの偶然だと思いますか?私がこれまでにやった収録や講演、面談の全ては偶然の成功の積み重ねに過ぎませんか?
その難しさは、ご自分で誘導(ショーや実演)をやるようになればわかるはずです。
知識、技術、経験が全て
私から催眠を学びながら、だーれも一度も訊こうとしなかった部分なので一部分だけ解説しておきます。
何年か前に私と出会い、その後、ご自身で催眠を勉強し実践した方なら、当時、現場で私のやったことの難しさ、その意味が今ごろになって不思議に思うはずですよ。
その意味がわかんない、当時と同じ感覚のままなら才能ありません(笑)。催眠のことなどスッパリと諦めてください。
繰り返しますが、私が技術や知識の一部を伏せるのは危険な団体を警戒したり、一度知識を手にした人が自分の立場や力を勘違いして強引な行為を行わせないためです。また一部のマスコミ関係者から余計な知識が流れ出さない為でもあす。
私が経験上から導き出した解答を口にした途端、それを自分で見つけた、自分自身で開発したかのように話し始める輩もいますから。
一度流出し始めた知識は止めることができません。残念ながら、一部の能力開発セミナーなどと銘打っている所の中には、催眠や心理学の技術の悪用としか取れないところもあるのです。
「あなたは明日までにこうしないと死んでしまう」とか、「家族に不幸が襲いかかる」など相手を精神的に追い込んでしまう方法なども、もっとも卑怯で最悪な手法の一つですね。
そんな汚い言葉を「暗示=相談者や依頼者」への働きかけ、自分の能力や才能と考えるなら最低です。相手を一方的に罵らないと誰かの意識とか注目を自分に集められないのでしょうか?
私の史郎としては流ちょうに話し、穏やかで風にのったような爽やかさで、耳に心地よい言葉を拾っているうちに、気がつけば気持ちよく催眠状態に入っている。それが最終目標ですね(笑)。脅しとか騙しとか卑怯な技なんていらない。
やはり、知識と経験が大事です。
知識に基づくきちんとした練習や準備、それらの繰り返しの果てに辿り着いた様々な経験こそが「技術」です。
その技術こそが催眠術師(?)というかカウンセラーとして身を守る楯(たて)であり、どこかに切り込む矛(ほこ)です。
きちんと磨きましょう。
催眠にはかかるよ(笑)
はっきり言ってしまえば、催眠や暗示にかからない人はいないと思っています。
全員が確実にかかります。ただし手法とかタイミングとかテクニックは必要です。身体を触る手法(専門用語でパス)や、言葉を用いる手法、光を用いる手法以外にも様々なバリエーションがあって、音響や映像も用いることが出来ます。
潜在意識下に情報を投影するには、多少のテクニックが必要です。
数千人ともいわれる被験者の身体と意識を触って様々な誘導を行った結果、あるテスト(被験性を調べるために複数のテストを開発)でだめだった人はAの手法ではかからないが、別のBの手法を用いると簡単にかかる、ということも朧げにわかってきました。
個性とか特性、脳内のホルモンの分泌などによって結果が左右させるのではないか?と思うのです。
状況やきっかけによっては人は容易くコントロールを受けます。 真面目な人とか学歴もあり社会的な地位もある人が時折、そういったトラブルに見舞われるのはそのせいでしょう。特殊な手法も相手を追込むための方法もあるんですよ。
「かからない!」「催眠なんて無い!」と思い込んでいると悪用する人に利用されます。
実際の話、詐欺商法や路上販売にひっかかる人、振込め詐偽やワンクリック詐偽にひっかかる人達も大勢います。
普通に考えれば怪しげで絶対に信用しない筈の話、それも多額の金銭をだまし取られるような状況になってしまう人も後を絶ちません。後で考えれば不自然さが際立ちますが、その最中には取り込まれてしまっており、自分では気がつかないのです。
だから私としては「そういった手法」特殊な方法も「ある」ことを自覚して欲しいのです。
それなりの手順、手法を用いることで対象者の警戒心を緩めたり、心の内側に入り込む手法が「社会には」様々に存在しているからです。
私が実演で会場内から選んだ初対面の被験者の誘導に成功するのがその一例ですよ。
半端な警戒心だけでは対抗できないのです。
実例や利用方法を学んで
催眠を全て否定するのではなく「かかっても不思議はない」程度にとらえておくと、不思議でもなんでもなくなります。
日本の医療現場でも初期の頃に催眠について勉強するんですよ。一部の教本には「夜尿症(おねしょ)の治療には催眠療法が有効」との記述もあります。
催眠を使って超能力ぶったり、教祖に凄いPowerがあるかのような喧伝をいきなり行われると、ビックリするんですよ。人々があまり触れた事のない技術ですから.....。種を知る前のマジックと同じ。何も知らないで接すれば驚いてしまいます。
それが凄いことのような錯覚を起こすのです。
現象をよく知れば、それが医療でも用いられる方法の変形(アレンジ)で、別に不思議でも何でもないことが理解できると思います。
知識が十分にあれば、必要以上に相手を崇めて利用されたり騙されたりすることが防止できます。催眠や心理学を悪用しようとする人にあったり、同じような手法を使って、怪しげな宗教、物品の勧誘をやっている人にあった場合でも断りやすくなるはずです。
正しい知識を身につけ、犯罪の防止をしましょう。催眠に関する正しく知識を得て利用すれば、有用な技術です正しい知識を持つ人が増えることが、結局は催眠や心理学を悪用しようとする人達の抑制につながるはずですから.....。
※私がホームページを公開した初期の頃から、この記述はあります。同じ記述を初級のテキストの巻末にも見ることが出来るでしょう。
技術者の育成、正しい知識を持った人の数を増やすことしか、トラブルの予防の方法はありません。
1997年08月23日初稿
2006年12月12日加筆修正、改訂
谷口信行



